太田裕美 - 木綿のハンカチーフ 


 こちらがオリジナル!「木綿の〜」は、1曲目に収録されています。



 こちらはベスト盤。「木綿の〜」は、Disk-1の5曲目に。

 機会があれば、椎名林檎と聴き比べてみてみるのも面白いかも?雰囲気はかなり異なりますよ。
曲目リスト>>

椎名林檎 - 木綿のハンカチーフ 


 作詞は、はっぴいえんどの松本隆です。太田裕美が唄い大ヒットした曲を、椎名林檎がカバーしたのがこの「木綿のハンカチーフ」。カバー曲集『唄ひ手冥利~其の壱~』のDisk-1、7曲目に収録されています。このアルバムは、東京事変の亀田誠治プロデュースです。

 この曲は長い!4番まであります。林檎バージョンは丁度6分間。ストーリーのある詩になっていて、プロローグからエピローグまで、過不足無くしっかりと描かれています。

 「東へと向かう列車」とか「ハンカチーフ」といった語彙、表現の一つ一つは、今の時代にはマッチしませんけど、今でも似たような光景が、きっとそこかしこで・・・。今時は、遠距離恋愛なんて流行らないかな・・・、そんなことは無いですよね。

 明日から3月。ちょうど今頃の季節、「都会の絵の具に、染まらないで」、と伝えたのかも・・・。彼女のささやかな望みは、叶いません。いつ聴いても切なくなる曲です。

  恋人よ 僕は旅立つ
  東へと 向かう列車で
  はなやいだ街で 君への贈りもの
  探す 探すつもりだ

  いいえ あなた私は
  欲しいものはないのよ
  ただ都会の絵の具に
  染まらないで帰って
  染まらないで帰って
  (作詞:松本隆)

※歌詞の続きをお読みになりたい方は、リンクメニューにある「うたまっぷ」でご覧下さい。便利な歌詞検索サイトです。
曲目リスト>>

サザンオールスターズ - 海 


 今日は同僚の送別会でカラオケに。色々な唄を聴いたのですが、「おー、この曲!」と感動したのが、季節外れのこの一曲、「海」です。勿論、サザンファンの方はご存知とは思うのですが、一般リスナーにはそれほど知られていない隠れた名曲、という気もします。

 イントロのキーボード、綺麗ですね。エンディングのサックスもかっこ良い。でも、やはりなんと言っても桑田さんのボーカルと唄メロですね!「シャララぁー夢のように、♪」あたりのメロディーと唄いまわし・・・、何とも形容し難い魅力があります。

 この曲は一時期、繰り返し聴いていましたが、今ではすっかり忘却の彼方へ。でも、久しぶりに聴いても、しっかりと歌詞を全て憶えていました。人間の記憶って不思議です・・・。

 2枚組ベストアルバムの『海のYEAH!!』は新旧織り交ぜた選曲になっていて、お薦めできます。「海」はDisk-1の12曲目に収録されています。
曲目リスト>>

コーネリアス - point of view point 


 この曲は大音量、もしくはヘッドフォンで聴くとびっくりします。こんな録音、なかなか無いですね。小山田圭吾はフリッパーズギター時代から録音にはこだわりがあり、『ヘッド博士の世界塔』では既にハードディスク録音を試みていました。その後も、色々なマイクを試したり5.1chでリミックスしたりと、さらに進化を続けています。

 彼はSting、坂本龍一、Beck、Blur、Sketch Show、Manic Street Preachersなど、数々の著名なミュージシャンのリミックスを行い、国内だけでなく海外でも大変に評価されている。『69/96』のツアーでは、フライングV持ってライトハンドとかしてましたけどねぇ・・・。「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」出演時はテルミンという珍しい楽器を使って、はしゃいでいた。その頃と比べると、ずいぶんとワールドワイドになった気がします。

 この曲は『Point』の2曲目に収録。このアルバムはジャケットがとても綺麗です。音もジャケも余計なものが削ぎ落とされていて、ソリッドな雰囲気。全てにおいて、大変に洗練されています。
曲目リスト>>

ゆらゆら帝国 - ズックにロック 


 ゆら帝の曲のかっこ良さはご存知の方も多いと思うのですが、実は詩も魅力的なんです。キャラからはあまり想像つかない、素敵な詩が多いです。キャラ的には・・・、風貌が怖すぎますね。私の友人が電車の中で遭遇したそうですが、やはり怖いと言っていた。私ならおそらく、一目散に逃げます。

  真っ赤な空 風ひとつかみ でっかい雲 飛び散る汗
  ちっちゃな窓 光りの束 でっかい嘘 忘れた涙と汗
  じゃまな涙 じゃまな汗 じゃまな涙

  あの娘は口でバナナむいて 食べたらすぐ涙ふいて
  消えちまったよすぐに 消えちまったよどこかへ
  俺はいつもの靴を いつものはいてた靴を
  無くしちゃったよなぜか 無くしちゃったよなぜだか
  だめだ 俺はもうだめだ 俺はもうだめだ
  (作詞:Shintaro Sakamoto)

 この曲は失恋の唄ですが、カラオケで唄うと意外に盛り上がるし、唄っていて気持ちが良い。カラオケ好きな方は唄ってみると良いかも(無論、メンバーにもよりますが・・・。音楽仲間と行く時だけにしておかないと、ドン引きされる可能性大)。この曲はアルバム『ミーのカー』、2曲目に収録されています。このアルバムは、私にとっては捨て曲の無い、最後まで通して聴く事ができる作品です。ゆら帝を聴き始めるには、お薦めの一枚だと思います。
曲目リスト>>

はっぴいえんど - 風をあつめて 


 戸川純を聴いていたら、細野晴臣の偉大さをあらためて痛感しました・・・。というわけで、今日は日本ロック史に残る伝説のバンド、"はっぴいえんど"、を聴いています(!)。

 この曲は松本隆の作詞、細野晴臣の作曲。唄うは細野です。この歌声、いつ聴いても心地良いんです。余計な力がどこにも入っていない。声を張り上げる箇所が、一つもありません。終始、自然体。

  街のはずれの
  背のびした路次を 散歩してたら
  汚点だらけの 靄(もや)ごしに
  起きぬけの路面電車が
  海を渡るのが 見えたんです
  それで ぼくも
  風をあつめて 風をあつめて 風をあつめて
  蒼空を翔けたいんです
  蒼空を
  (作詞:松本隆)

 細かい事ですが、路次は"道すがら"、といった意味。"路地"では無いです(でも、"路地"の方が前後の言葉からはしっくりくる気も・・・)。

 細野晴臣は大変に幅広い活動を続けています。ポップス、ロックは勿論の事、YMOではテクノ、ソロワークではアンビエント。またアイドルに対しても曲を提供し、それらの作品はただのヒット曲に留まる事無く、高い音楽性を感じさせてくれる。アイドルをプロデュースと聞くと、小室やつんくをイメージする方もいらっしゃるでしょうね。細野さんは、彼らとはかなり立ち位置が違うと言うか・・・、人となりが異なると思いますので、誤解なさらずに。

 細野さんには、もうお孫さんが・・・。ずいぶんとセンスの良いおじいちゃんですね。最近ではSKETCH SHOW(スケッチショー)での活動が注目されている。これがまた、かっこ良いんですっ!細野さんには、まだまだこれからも期待できそうです。
曲目リスト>>

戸川純 - 玉姫様 


 いつも通り帰宅すると、ん?何やらポストに・・・。昨日ご紹介した、戸川純の『玉姫様』がもう届いてるじゃありませんかっ!!発売日当日に手に入るなんて、世の中便利になったものだ(発送日は発売日前日、21日の消印でした)。レコード屋さんも大好きなので、通販だけで済まそうなんて思いませんが、週末しか買い物へ行けない社会人にとっては、嬉しい限りです。

 と言うわけで、今晩も戸川純で盛り上がっておりますっ。アルバム『玉姫様』のタイトル曲であるこの作品は、6曲目に収録されています。作詞が戸川純。で、作曲は・・・、細野晴臣(!)。イエローマジックオーケストラの細野さんですよ。彼は、本アルバムでコーラスとしても参加しています(かなり地味に)。

 紙ジャケの仕上がりですが、帯までしっかりと復元されています。ちょっと嬉しいのが、まぁただのチラシなのですが・・・。純のアルバムジャケが、ズラっと並んでいるチラシなのですっ!彼女が在籍していたバンド「ゲルニカ」のジャケまで掲載されています。このジャケ、一見の価値ありますよ。めっちゃレトロ。横書きも、元々の日本語に倣い、右から左に書かれています。

 帯のコピーが泣かせます。

 聞け!響く雷鳴を。激震を伴い轟音と共に、戸川純ソロアルバム第一弾、降誕。

 今時、こんなにたくさん漢字を使う人は・・・、林檎くらいしか思い浮かびません。時代を感じさせますね。ソロアルバム第一弾かぁ・・・、感慨深い。

 ※アルバム『玉姫様』のジャケは先日掲載したばかりなので、今日はゲルニカを載せましたっ!
曲目リスト>>

ASIAN KUNG-FU GENERATION - ブルートレイン 


 今晩はアジカンの「ブルートレイン」を聴いています。クリアなギターとベースに歪んだギターリフが絡むのですが、独特の"空間"、"隙間"、が好きです。複雑なんですけど、煩わしくないんです。弾き過ぎないプレイに、アジカンらしい透明感を感じます。アルペジオも綺麗ですね。

 ドラムはかなり複雑なリズム・・・。ハイハットを刻む音が軽快で気持ち良い。よく聴くと色々な事してますね、ドラム。かなり際立っています、この曲のドラム。

 ボーカルは淡々と唄っている。力の抜けた感じで、絶叫系ではありませんね。「無限グライダー」系の唄いまわしです。「未来の破片」系の力入りまくり、絶叫ギャー!ってのもかっこ良いのですが、夜も更けたこの時間帯は、力の抜けた感じのボーカルが耳に優しいです。

 アジカンファンで無い方でも、この曲のイントロは一聴に値すると思います。とても練られていて、完成度の高い素敵なイントロです。
曲目リスト>>

戸川純 - 蛹化の女 


 蛹化は「むし」と読みます。この作品、曲はパッヘルベルの「カノン」、作詞は戸川純です。

 戸川純、大復活!ここ数年とても元気ですね。「戸川純バンド」結成、写真集復刊・・・。ここまで復活するとは正直、想像していなかった。

 彼女は、とにかく唄が上手いんです。聴いた事の無い方は、驚くと思います。PINKのメンバーやハルメンズ(パール兄弟)の佐伯など、彼女の周りは実力のあるアーティストが、今でも脇を固めている。復活を願っていたミュージシャンは少なくなかった事と思います。独創的な詩の世界も、私は大好きです。

 そして驚く事なかれ、『玉姫様』は明日22日に再発されます!。私も注文しましたっ(手元に届くのは2〜3日先!待遠しい・・・)。紙ジャケ、どんな仕上がりだろ・・・。歌詞カードはあるのかなぁ・・・、楽しみ。

  月光の白き林で
  木の根掘れば蝉の蛹のいくつも出てきし
  ああ

  それはあなたを思い過ぎて変り果てた私の姿
  月光も凍てつく森で
  樹液すする私は虫の女

  いつのまにかあなたが
  私に気づくころ
  飴色のはらもつ
  虫と化した娘は
  不思議な草に寄生されて
  飴色の背中に悲しみのくきがのびる
  
  (作詞:戸川純)
曲目リスト>>

CARNATION - It's a Beautiful Day 


 この曲は頭を空っぽにしたい時にピッタリ。ドライブのBGMなどに合うと思います。少し洒落た雰囲気と、奥田民生の「イージュー★ライダー」以上の、良い意味でのいい加減さ、ユルさ加減が心を和らげてくれます。

 「仕事も彼女もDJも車もTVもユーウツもいらない バイバイバイ」
 「映画もギターもバイクもただの犬も新聞も課長さんもいらない バイバイバイ」
 「カメラもラジオも信号も自転車もあいつもどいつもいらない バイバイバイ」
 「Gパンも背広もミステリーもデパートもあいさつもポテトもいらない バイバイバイ」と、少し偉そうに潔く言い放った後の「でもLonely、♪」、が気弱でかわいいです。

 こうして詩の一部を切り取ってしまうと、どこか哲学的で、世捨て人か何かの唄。「この世を去る気?」、と深読みしてしまう方もおられると思うのですが、曲を聴いて頂ければすぐ分かります。そんな大層な話では無く、単にいい加減なんです(でも、こういう詩を書く方って、人一倍真面目な気がします・・・)。

 底抜けに明るくて、気持ちの良い曲です。お忙しい方が息抜きをする際などにお薦めなのですが、仕事や勉強をする気がすっかり無くなる恐れも・・・。

この曲は、『a Beautiful Day』の3曲目に収録されています。
曲目リスト>>

岡田准一 - 赤い橋の伝説 


 この曲は、映画『木更津キャッツアイ−日本シリーズ−』の劇中、"ぶっさん"(岡田准一)が唄う曲です。作詞はクドカンこと、宮藤官九郎。非常に短い曲ですが、初めて聴いた時から私は大変に気に入りました。

 "Fujiみ Rock Ver."は、劇中ラストにキャッツのメンバー4人で演奏したアレンジ。このバージョンも素敵なのですが、ぜひ機会があれば聴いて頂きたいのが、ぶっさんが初めて皆の前で唄った時のアレンジ、"アコースティックデモ Ver."、です。最初の1フレーズはアカペラ、その後にギターがシンプルな伴奏で追いかけます。私にとって、劇中一番の感動シーンでした。この曲は、劇中ではぶっさんが作詞作曲した作品として、描かれています。映画の中で聴くと、詩の内容もよく理解できますし、より感動が深まると思います。

 余談ですが、この曲は短いうえにボーカルのキーも高くありませんので、弾語り初心者さんには良い練習曲にもなると思います(※)。

 2006年秋に、木更津キャッツアイの完結篇が公開されるとの事。新作が公開されるのは嬉しいのですが、とうとう完結してしまうのですね・・・、寂しいです。この曲を聴いていると、余計に寂しく感じます。

今夜あの子と二人で 三日月の夜さ
今夜あの子と二人で 天国に架かる赤い橋
二人で渡るのさ
(作詞:宮藤官九郎)

 (※)「ぷりんと楽譜」では、この曲の弾語り用譜面をダウンロードできますよ。弾語り用以外にも様々なタイプの譜面が用意されていて、とても便利なサイトです。

曲目リスト>>

暴威(BOØWY) - FUCK OFF 


 この曲はBOØWYの中でも、かなり初期の作品。まだ6人編成で、"暴威"と名乗っていた頃の曲です。後に"BOØWY"と名乗るようになってからは、「TEENAGE EMOTION」とタイトルを変え、発表されました。

 ご存知の方も多いと思いますが、漢字表記"暴威"の由来は、デヴィッド・ボウイの衣装に描かれていた、"出火吐暴威"、です(ちなみに、その衣装をデザインしたのは山本寛斎)。

  OLD TIME IS PAST NEW TIME BE COME
  ALL RIGHT GET SET ON YOUR MARK
  IT'S NOT TOO LATE BECAUSE WE ARE YOUNG
  BECAUSE WE ARE YOUNG

  (作詞:深沢和明)

 「FUCK OFF」と「TEENAGE EMOTION」の一番の違いは、「FUCK OFF」にはサックスが入っています。また、テンポは速く、プレイはやや荒目。しかし、曲自体はアレンジも含め、ほとんど違いはありません(詩は全く同じ)。私は、この荒削りな演奏が気に入っています。

 「TEENAGE EMOTION」がお好きな方には、ぜひ聴いて頂きたい曲です。入手困難かと思われるこの曲、実はカセットテープがかなり出回っています。入手できる可能性は、意外と高いと思いますよ(社会人であれば課長さん、学生さんであれば学年主任あたりの世代の方に「FUCK OFF、持ってます?」、と聞いてみましょー)。「TEENAGE EMOTION」であれば簡単に入手できます。アルバム『インスタント・ラブ』の6曲目に収録されています。

 この曲を作詞した深沢和明は、暴威のサックス担当。氷室、布袋に次ぐキーマンだったと思います。ファーストアルバム発表後に脱退してしまったので、セカンドアルバムである『インスタント・ラブ』には残念ながら参加していません・・・。
曲目リスト>>

ASIAN KUNG-FU GENERATION - ワールドアパート 


 今日は待望の、2006年アジカン第一弾を聴いています。曲調は「ブルートレイン」の延長線上にも感じましたが、より激しさを増しています。

 「ズーツタツタト、ズーツタツタト、♪」と失踪するリズムやサビの絶叫はナンバーガールを彷彿させますが、もうフォロアーと言うより、これぞ彼ららしさと感じさせる力強さです。詩も激しく、"革命"、という言葉をダイレクトに使っています。

  僕の両手にはこれだけだよ
  心の中に革命を

  遠く向こうで ビルに虚しさが刺さって
  六畳のアパートの現実は麻痺した

  (作詞:後藤正文)

 ふと思うのですが、ナンバーガールファンは何処へ流れたのでしょう(流れてないのかな・・・)。ZAZENでしょうか?私は、「向井だったら何でも良いのだー!」というリスナー以外は、今のアジカンを聴いたら喜ぶのではないかと思っています。ギターの音質やプレイはかなり異なるのですが、詩の世界、ドラム、そしてボーカル、どれも引けをとらぬ同質の魅力があると思います。この曲を聴いて、ますますその思いを強めました。3月発表のサードアルバムも期待できそうです。
曲目リスト>>

テイ・トウワ feat. Chara - Let me know 


 この曲には、本当に癒されます。疲れていて、音楽なんか聴きたくもない!そんな夜でも流す事ができます。時々ですが、私は眠る時にも朝までエンドレスで流したりもします。

 なお、このマキシシングルは4曲全て「Let me know」です(!)。少し疲れた日には1曲目、眠る時やすっかり疲れてしまった夜には3曲目がお薦め。2曲目は「ワン、ツー、スリー、ギャォー!!」のカウントで始まる、同じ曲とは思えないほど元気なアレンジなので、癒されたい夜に誤ってチョイスせぬよう、ご注意を・・・。4曲目は1曲目のインストゥルメンタル(カラオケ)です。
曲目リスト>>

吉田美奈子 - 夢で逢えたら 


 今晩は、「夢で逢えたら」を聴いています。最近ではキンモクセイによるカバーが車のCMで使用され、話題になりましたね。多くのミュージシャンにカバーされ続けているこの名曲は、吉田美奈子がオリジナル。作詞作曲は、あの大瀧詠一(!)です。

 バレンタイデーに合う曲は無いかと探したのですが、意外と無いものですね。「マイファニーバレンタイン」は暗いですし、国生さゆりはちょっと・・・(そもそも、持っていませんけど)。終いにはMy Bloody Valentineなぞ引っ張り出しましたが、何の繋がりも無い事は言わずもがな。そんな時に、ふと閃いてかけたのが、この曲。意外とマッチしているかな(?、VDとは関係無いですね・・・)。J-POPを代表する名曲だと思います。

  夢でもし逢えたら素敵な事ね
  あなたに逢えるまで眠り続けたい

  あなたはわたしから遠く離れているけど
  逢いたくなったらまぶたをとじるの

  うすむらさき色した深い眠りに落ち込み
  わたしは駆け出してあなたを探してる
  
  (作詞:大瀧詠一)

 『FLAPPER』の6曲目に収録されています。彼女にとってこの曲は特別ポップなので、この曲調目当てでアルバムを購入されると、「あれ?」、と思われるかも・・・。ご購入の際は、他の曲も試聴された方が良いかも知れませんね。(大変な名盤ですよ!ただ、この曲は彼女のヒット曲ではあっても、彼女自身を代表する曲とは言い難いと、個人的には思います)
曲目リスト>>

BUMP OF CHICKEN - 車輪の唄 


 「車輪の唄」はBUMPファンのみならず、広く愛聴されている曲だと思います。藤君の描くファンタジーの世界も好きですが、私はこの曲や「キャッチボール」のような、多くの人が共感できるであろう、何気ない日常を綴った詩の方が好きです(とは言っても、「K」には相当に驚かされましたけど・・・)。この曲は、アルバム『ユグドラシル』の8曲目に収録されています。

 曲調は軽快で明るい雰囲気ですが、その明るさのおかげで、詩の切なさが一層引き立っています。簡単に涙を見せないやさしさ、別れの日には涙をこらえて、明るくさよならしたい・・・。そんな感性をお持ちの方には、とても共感できる詩だと思います。

 私は歌詞カードをじっくり読む方では無く、自然に耳に入る詩を味わう程度である事が多いのですが、彼の詩は読みます。歌詞カードを見ながら聴くのが好きです。

 何故だか分かりませんが、ちょうど今日の吉祥寺のように、晴れた冬、少し風の強い日に私は聴きたくなります。聴くたびに冬を連想する。物語調なのですが、ありがちなベタっとした雰囲気は無く、サラっと渇いて聴き心地が良い。それは、彼特有の素晴らしいセンスだと思います。
曲目リスト>>

東京事変 - 手紙 

 東京事変の『大人』、全曲レビューも今日で最後です。ラストは「手紙」。この曲は歌詞が"手紙"になっていて、前略から始まり、本文、最後には追伸が書かれている。追伸でぐっと切なくなります。

  追伸
  背負っても潰されないのは、
  今日も貴方が生きていると信じていて、
  疑わずにいるからなんだよ。(ほんの些細な理由)
  どうかお元気で・・・。

  (作詞:椎名林檎)
  
 「スーパースター」といい、この曲といい、林檎はいきなりこういう詩を書くようになりましたね・・・。良い詩だとは思いますが、何だか不安な気持ちにもなります。

 自らを鼓舞するように「私はずっと唄っている。」と、この曲は締めくくっています。TVに出始めた頃の林檎は無邪気で、はしゃいでいるようにすら観えた。デビューできて、売れ始め、嬉しくて仕方ないといった感じでした。それほど昔の事ではありませんよね・・・。数年後にこういう詩を書くなんて、私には想像できませんでした。


タモリ--初登場、椎名林檎ちゃんです。
宜しくお願いします。

アシスタント--椎名さんはタモリさんと同じ福岡県出身の、
二十歳のアーティスト。
今回、三枚目のシングルが大ヒットとなっているんですね。
有難うございます。

タモリ--出てくるよね。福岡から色々と。
(笑)。

タモリ--ヒットしているって実感はある?
そうですねー。
最近はコンビニでプリンを買うのもいたたまれないですからね。
いきなり、「I never、♪」とか、もう自分の声が・・・。


タモリ--嬉しいだろ?
いたたまれないです、でも・・・。
ある時はディレクターに電話もしました。
「どうしよう、かかってるんやけど、どうしたらいいんかいな!私、プリンも買えん。」


タモリ--焦ると博多弁出るから、また。
そう、焦ったりすると・・・。
情が動くとね、やっぱ出るんですけど。はい。


タモリ--自分でプロモーションとかしてたの?
そう。あの、デビューの時に恥ずかしいんだけど、
当日ちょっと見てみたんですよ、レコード屋さん。
そしたら無かったんですよ・・・。
「椎名林檎と申しますが、私のCDは・・・」、って言って。
その場で発注を頼んで。
自分のメーカーの人にも、次の日ちゃんと言いました。
「どこどこの、あのレコード屋になかったんやけど」、って。
「一枚もなかった」、って・・・。


タモリ--地道な活動やってるねぇ。
もうねぇ・・・、配りましたよ、チラシとかも道で。
「椎名林檎と申します!」、もう、演歌の世界・・・。


タモリ--初めてじゃないか、こんな人。じゃ、スタンバイ・・・。
いや、もう世知辛いんでね。。。

タモリ--世知辛い?(笑)。
アシスタント--たくましいですね、宜しくお願いします。
(テレビ朝日「ミュージックステーション」 99.02.05)

東京事変 - 透明人間 

 10曲目の「透明人間」ですが、一昔前のニューウェーブのような曲調ですね。戸川純、ヤプーズ、有頂天、P-MODEL、ムーンライダーズ、PINK、MELONあたりの音楽は、私はとても好きです。ポップで、テクノで、キャッチーで、キュート。ボーカルの処理やサビで流れるハンドクラップとピアノの裏メロなんかの懐かしい雰囲気は、今聴くと逆に新鮮です。

 珠玉のポップスといった感じの素晴らしい曲ですね。好きな方もかなり多いのでは無いでしょうか?アルバムのコンセプト(?)と思われる、"アダルト"からはかなり逸脱していますが、歌詞は意外と哲学的で、曲に似つかわしくない事を唄っている。このあたりのミスマッチなセンスにも、私はニューウェーブを感じました。

  僕は透明人間さ きっと透けてしまう 同じひとには判る
  噂が走る通りは 息を吸い込め 止めた儘(まま)で渡ってゆける
  秘密も愉しいけれど直ぐ野晒(のざら)しになるよ それを笑わないで
  好きなひとやものなら有り過ぎる程有るんだ 鮮やかな色々

  (作詞:椎名林檎)

 老若男女問わずオススメできそうなほどポップなこの曲も、「スーパースター」と同じく亀田誠治の作曲ですっ。




東京事変 - 黄昏泣き 

 9曲目の「黄昏泣き」は、曲自体は丸っきりJazzですが、林檎のボーカルはそれほどJazzっぽくは無いですね。サウンドは今時のJazzロックやアシッドJazzといった類では無く、マイルスやコルトレーン以前の、1940年代初頭の古いJazzです。アニタ・オデイあたりの音楽です。私はこの時代のJazz、しかも女性ボーカルが好きなので、この「黄昏泣き」は大変に心地良く聴く事ができました。

 林檎への"黒っぽいサウンド"の影響ですが、ファンクの雰囲気を醸し出す事は時折ありましたが、Jazzのフィーリングを聴かせる事は、椎名林檎時代にはほとんどありませんでした。東京事変として活動するようになってから、低音から振り絞るような発声やJazz調の曲などをプレイするようになり、今回のアルバムでは一気にJazz色を濃くしましたね。新メンバーはインプロヴィゼイション(いわゆるアドリブ)にも強そうなので、ライブではよりJazzに近いプレイを魅せてくれるかも知れません。

 トランペットが、ふるーいサウンドを聴かせてくれます。クレジットによると、SOIL&"PIMP" SESSIONSのペット、タブゾンビさんが吹いているとの事。彼は林檎の兄、純平ともプレイしていたようです。マイルスがJazzロックのようになる前よりさらに古い旋律。チェットベイカーのような、シンプルな、音数の少ないプレイです。久方にぶりに聴きましたよ、ここまで音数の少ない、まったりしたペット。とても和ませてくれる一曲です。

(初回限定盤DVD付、豪華です。ブックレットからは高貴な香りが!)
東京事変

東京事変 - ブラックアウト 

 8曲目の「ブラックアウト」は、アルバムをざっと一通り聴いた際に一番耳に残った曲でした。「修羅場」がTVドラマの主題歌に使われるほどキャッチーであるなら、この「ブラックアウト」はアニメ主題歌や実写版のヒーロー、ヒロイン物でもいけそうですよ。林檎扮するヒロインが現れ、不夜城東京の闇に潜む悪へ一人立ち向かうんです。皮のつなぎを身にまとい、単車にまたがりスカーフなびかせ、「ブラックアウト」をBGMに東京の街を駆け巡るんですよっ!!・・・っと。妄想が過ぎました・・・(我ながらドン引き)。

 私は林檎時代のアルバム『加爾基 精液 栗ノ花』が発表された時、非常に気に入りはしたのですが、「よりマニアックになり、やれフルオーケストラだプログレだJazzだと、スティング(※)やビョークのように私などには手の届かないような、ハイソな音楽や難解な曲が増えていくのかなぁ・・・」、という不安も感じたのです。この曲を聴くと、そんな心配は無用という感じで、少し安心しました。これからも実験的は事や新たな試みは続けていくのでしょうし、勿論、それも楽しみなのですが、ROCKへの初期衝動に近い(?)この手の曲も、忘れずに提供してくれそうな期待を持ちました。

 「山ノ手線 最終で何処へ行こうと云うの?」という唄い出しも、一昔前の林檎っぽくて気に入りました(久しぶりに、自称「新宿系自作自演屋」である事を思い出させてくれました)。理屈抜きに楽しめると一曲だと思います。

 ※スティングは去年、ポリス時代に戻ったかのようなライブを行ったらしい(?)。武道館公演でジャンプする姿を観た音楽評論家の渋谷陽一いわく、「ポリス時代より高く飛んだかも知れない」、との事。私は観ていないのですが、想像する限りは素晴らしいステージだったに違いないと・・・。ご覧になった方はラッキーですね。

渋谷陽一の部屋
日本経済新聞夕刊に連載中の、渋谷陽一によるライブ・レポートです。

東京事変 - 歌舞伎 

 7曲目は「歌舞伎」。私はフジTV系列「僕らの音楽2」で、中村勘三郎と林檎とのトークを観ました。彼女は勘三郎のファンだそうで、舞台を観に行った事もあるそうです。この曲には、そんな勘三郎の舞台から触発された部分もあるのでしょうかね・・・。ちなみに、林檎は歌舞伎には興味があるようですが、歌舞伎よりも勘三郎のファンであると番組では語っていました。

 曲は、全編アバンギャルドで激しい曲調。イントロでは、各パートがそれぞれソロを聴かせてくれます。このイントロ、かっこ良いですよっ!四弦から始まって、六弦、鍵盤、太鼓と回してボーカルが入ります。サウンドはロックなのですが、このソロパートを回す手法も比較的Jazzで耳にする事が多いですよね。ライブで、ソロパートごとにスポットライト切り替えたら・・・、素敵だろうなぁー。目に浮かびます。

 1分59秒と、とても短い曲なのですが、なかなかかっこ良い曲だと思います。次の曲「ブラックアウト」との繋がりも、私は気に入っています。どちらもアップテンポなので、スムーズにスッと入っていく感じ。ライブでも、この2曲はアルバムと同じ曲順でプレイしたら盛り上がると思います。

 ちなみに、歌詞は全て英語で書かれています。そして驚く事なかれ、ブックレット、歌詞の書かれた頁の左半分には、亀ちゃんが上半身裸でベッドに座り、遠い目をしているフォトが・・・。どうしたんすか、亀田さん!カメラメンや林檎のアイディアですか?ま、まさか、自分で脱いじゃったんすかーっ?・・・、謎。

東京事変 - 雪国 

 東京は深夜から降り始めた雪が薄く降り積もっています。と言うわけで、今朝はタイムリーにこの「雪国」を。

 で・・・、何ですかこの曲は。怖いっ!あのぉー、どなたか、本当に試して欲しいのですが、ヘッドフォンで、大音量で、シングルリピートで聴いて下さい。何を試して欲しいかと言うと、曲の終わりと始めを繋げて聴いて欲しいのです。激しいエンディングと、曲の始まりに聴こえる雪の降る音、テレビの砂嵐みたいなあの音!を繋げて聴いて欲しい。大音量から、「スーっ」、と静寂に・・・。ゾクっ。

 私、シングルリピート3回目で挫折しました。大袈裟抜きに怖いっ!鳥肌が凄い・・・。鳥になって羽ばたいてしまいそうな程に凄い(パタっ)。戸川純ですかねぇ・・・、いやっ、こんな怖い曲は無かったなぁ。お好きな方、御免なさい!私が臆病なだけだと思います。

 歌詞でも解析して、お茶を濁すとしますか。どれどれ・・・。

  女が待てば男は黙る
  溶け出したなら急いでほら
  忘れてしまえ
  男は殺すのさ
  早く立て
  凍えてしまわないように
 
  (作詞:椎名林檎)

 ・・・、赦して。

 うーん・・・。エアコンも扇風機も壊れた、蒸し暑い夏の夜にお薦めの一曲っ!(うぅ、苦しい)。私はこの曲で、林檎の底知れなさを感じました。

 あ、一つだけ言わせて頂くと、私はホラー映画が苦手で、ほとんど観ないタチです(正確に言うと、稀に観ようとはするが途中退席)。そういう者が聴いた感想ですので、大袈裟なレビューになっているかと思われます。

 お好きな方、コメントやTBでフォローして頂けると助かります。この曲が好きな方も多くいらっしゃると思います(当然ですよね・・・。ホラー映画だって、あれだけ世界的に人気がありますし。まぁ、音楽とホラー映画を一緒にするのも変な話ですが)。

東京事変 - 修羅場(adult ver.) 


 この曲は、フジ系TV「大奥〜華の乱〜」の主題歌として耳にされた方も多いと思います。主題歌に採用しただけあって、印象的でキャッチーなサビ。「アーアーアーアーアー」と聴いて、音楽性には何の関連性も無いのですが、私はエミネムを想い出しまして、「そりゃぜーんぜん違うでしょ・・・」と自分自身でつっこみ・・・。まぁ、譜割としては一緒ですし、お赦しを。

 ベースラインがかっこ良いですね。イントロの入り、唄のバッキングの時にも、とても目立っています。と言うのも、ギターは単音でシンプルに「(ンンンンン)トントン。(ンンンン)テレトンテントン」てな感じですし、鍵盤も控え目。途中からギターはカッティング風のバッキングになるのですが、やはりやや抑え目で、全編ベースが目立っています。

 3分40秒(の終わりくらい)〜3分48秒のあたり、つまりはエンディングの部分なのですが、ギターと鍵盤のユニゾンがJazzyな雰囲気、音質もマッチしていてかっこ良いです(オリジナルラヴ風?)。他にもユニゾンのように聴こえる箇所がありますが(例えば、間奏、エンディングなどで繰り返されるリフ)、あれはギターをエフェクターで機械的に処理しているのかな。まぁ、重ねてもいるようですが、何れにしろ聴こえる音はギターのみ。で、あの旋律は、それほど好きでは無いです。。。

 枝葉末節な事ばかり書きましたが、全体としてはですね、キャッチーでとっつき易い曲だと思います。老若男女、広い世代が楽しめそうな曲なので、やはり主題歌向きですね。
曲目リスト>>

東京事変 - スーパースター 

 この曲は、ベース担当・亀田誠治の作曲です。何を(誰を)イメージして林檎が詩を、亀田が旋律を紡いだのか、私には知る由もありません。私はそういった類の事に、さほど興味がないので、CDで聴くことのできる詩と旋律以外に知っている事は有りません。そんな私が、この曲を聴いて勝手にイメージしたのは、"孤高"、"孤独"。そのようなモノを感じた。デヴィッド・ボウイや、映画「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」・・・。吉井和哉の事も、少し思い浮かべた。グラムロックですね・・・。グラムには、生れ落ちた時から孤独で、崇高で、一人きりで道を切り開いていくイメージを、私は持っています。
 
 林檎は以前、ベンジーやシド、カート・コベインの名を詩に書いた。グラムと彼らは、比較的遠い位置に居ると思います。林檎自身、あまりグラムとは結びつかないけど。でも、私は「スーパースター」というタイトルとこの曲調に、勝手にグラムロックを感じました。

 ・・・、上手く説明できないなぁ。ご無沙汰している「ヘドウィグ〜」を観たくなりました。『ジギースターダスト』の頃のボウイも聴きたくなった。ボウイは今も現役ですね。ライブ8のボウイ、ダブルのスーツで、還暦目前というのに(!)、本当に美しかった。ボウイがステージ前にせり出すと、ファンは少し唖然とした顔をしているように見えました。私はTVで観たのですが、それでも何だか怖かった。本当に時空を超えて現れたようで、表現は悪いですが、気味が悪いくらい綺麗でした。

  私はあなたの孤独に立つ意思を思い出す度に
  泪を堪えて震えているよ
  拙い今日の私でも

  明日はあなたを燃やす炎に向き合うこゝろが欲しいよ
  もしも逢えたときは誇れる様に
  テレビのなかのあなた
  私のスーパースター

  (作詞:椎名林檎)
 
 一度でも良いので、聴いて欲しい曲です。聴いてつまらなければ、勿論、それで良いと思います。

東京事変 - 化粧直し 

 3曲目の「化粧直し」は、1曲目、2曲目とはがらっと雰囲気が変わります。この曲、ギターのバッキングはボサノバっぽく始まります。小野リサ、とまでは行かないですがかなりまったりと奏でています。
 
 その上に乗る林檎の歌声は、全然ボッサじゃ無いです。。。なんでしょ、昭和歌謡?場末のキャバレー、と言ったら表現はあまり良くないですけど、結構ダルダルな感じで唄っています。悪い意味じゃ無いですよ!気持ち良いです。エフェクトも、ディレイというよりエコーに近い感じでアナクロな感じに響かせてます。

 長谷川きよしのアルバムに、こんな雰囲気の曲が何曲かあります。「男と女の間にはぁー、♪」、しかご存知ない方には想像つかないと思いますが、彼はこういうギターを弾くんです。「別れのサンバ」を知っているなら、少しはイメージは湧きますよね。彼のアルバムには、もっとこの曲に似ている作品があります。

 あー、気持ち良くエンディングか・・・、と思ったら!鍵盤が、いきなり軽快に、シーケンサー風のバッキングをややアップテンポに奏で始め、それに合わせてペットがメロディーを乗せます。最初は少し驚いたけど、これがまた良いんですよー。よく練られていますねぇ・・・。単なる遊び心かも知れませんけど(林檎さん、鍵盤でよく遊んでそうですから・・・)。

 ちょっと懐かしい雰囲気漂うこの曲もまた、矢張、大人な雰囲気です。この曲は本アルバムにおいては、和み系です。ただ、あんまり油断し過ぎると、エンディングは少しドキっとするかも。。。エンディングの切欠が音量上げ気味なので、ご注意を。

東京事変 - 喧嘩上等 

 2曲目、「喧嘩上等」。曲の始まりはスネークマンショーのように「いったいどういう御了見で?」、と謎のセリフから入ります。曲の雰囲気は1曲目の延長かな。Jazzyで大人の雰囲気漂う、アップテンポなロックです。レフトに六弦、ライトに鍵盤(エレピみたいなを音しています)で、お互いにソロパートとバッキングを交互に繰り返しています。

 この曲の林檎の声、良いです!風邪?いい感じで声がかすれている。あと、ハイトーンでシャウトするところが一箇所ある。シャウトとは言えないなぁ、ほんと一瞬なんですが、かっこいいんですっ!出ない高さで、ヒステリックに・・・。スーパージャンキーモンキーの今は亡きMUTSUMIが、ライブでよく出していた声を思い出しました。かすれた事が、逆に良い方向に作用している。本人はつらいのか、それともそろばんずくなのか、分かりませんが。

 ギターソロは林檎とユニゾン。典型的なJazzの手法ですねー。ちなみに歌詞はほとんど英語です。元々林檎は、デビュー前からよく英語で唄っていたようなので、今後はさらに英詞が増えるかも知れませんね。

 この曲、結構ドラムが目立っています。ギーソロと林檎がユニゾンしてる裏でも、ドラムは好き放題に叩いてる。自由にやっていて、楽しそう!リズム隊が安定しているから、フロントが自由に演れるのですねぇ、良いバンドだ。

 最後はメジャーに転調して、典型的なJazzの締めフレーズで終了ぉー。いやぁ、気持ち良い。1曲目、2曲目で一気にテンション上げといて3曲目は・・・。っと、明日書きます。。。

 ※歌詞をご覧になりたい方には「うたまっぷ」をお薦め致します。28000曲もの歌詞が無料で検索可能。「喧嘩上等」も掲載されていますよ!
うたまっぷ

(左下の小さな再生ボタンをクリックすると、ブログ内で再生されます)

東京事変 - 秘密 

 新譜『大人』のオープニングは、「秘密」。JAZZのエッセンス、大人の雰囲気一杯です。新たな鍵盤と六弦が、「ご挨拶」とばかりに弾きまくっている。前任の鍵盤も良かったけど、新任の方が私は好き。六弦に関しては、比べようもありません。もちろん、単なる好みの問題ですけどね。私はバリバリにアドリブとれるギタリストの方が好きなので・・・。

 鍵盤のソロはほんと、Jazzyです。バッキングも、「うーん、やるな」、って感じ。六弦はね、音は歪んでるしワウも軽く踏んだりしていて、ジミヘンよろしくロックまっしぐら!かと思ったら、ワンフレーズだけだけどオクターブ奏法とか響かせて、「モンゴメリー風?」って感じに、Jazzyなエッセンスで遊んでてウケました。まぁ、リフとかバッキングはゴリゴリしてて、あまりJazzyとは言えませんけど。

 4ビートにリズムが変化して、ベースがランニングするあたりは思いっきりJazz。相変わらずギターはロックですけど、意外にハマってますね。単音で「んぱっ。んんっぱっぱっ、♪」みたいなシンプルなバッキング、かっこいいです(ん、なんのこっちゃ・・・)。ギーソロに入る前の、「ぐるるんっぎゃっぎゃーんっ、♪」、ってのもベタだけどキマってます(ん、ますますなんのこっちゃ)。

 「新メンバーっす、よろしくっ!軽く挨拶代わりに・・・。キーは何?んじゃこの小節まで鍵盤アドリブいきまーす。六弦バッキングしてよ。同じパターンで、次はテレコに六弦ソロで鍵盤バッキングで。どうすか?林檎さん」。そんな曲です(・・・、どんな曲すか)。とにかく、この曲だけで新任メンバの実力が分かるって感じ。ヘッドフォンで聴くと、ちょっと鍵盤と六弦上げ気味?まぁ、それぞれクリーンに聴こえるけど、むしろボーカルが抑えた感じで、林檎的には、目新しいエッセンスは無いです。不思議なコーラスがかぶさるトコは面白いけど。

 一番印象的なのは、六弦の違いかな・・・。1枚目とは、ギターが決定的に違うと思います。タイプも違うので好き嫌い分かれますね、きっと。私は、めっちゃ気に入りました、新六弦!!ライブでは、もっとディミニッシュスケール使ったり、コードも変な解釈して、バリバリとアウトな感じで、マイルスと演ってた頃のジョンスコフィールドみたいに弾いて欲しいです。

東京事変 - ブラックアウト 


 この曲は、椎名林檎率いる東京事変の新譜『大人(アダルト)』の8曲目です。今まで、このブログで30枚以上のアルバムを採り上げてきました。機会があれば聴いて欲しいと思う作品ばかりであったのは勿論の事だが、「これは買い」、とまで書いた事は一度もありません。でも、これは買いかも知れない。買って良いと思う。

 前作は、今ひとつひっかかるものが無くて・・・。林檎さん、念願のバンド活動なのになぁって。少し残念だった。私の期待が大きすぎただけかなとか、林檎のバンドと思わなければ名盤の部類に入るかもとか、勝手に色々フォローしてみたけど、結局あまり聴かなくなっていった。メンバーが辞めた時は既に、あまり何も感じなくなっていた。ベースの亀ちゃんいれば良いや、みたいな。

 少々見くびっていました、事変を。"椎名林檎"に追いつき、追い越しかかっていますよ!!どんどん良い音楽、作り続けて欲しいです。心から応援しています。。。以下にAmazon貼ってはいますが、ご都合の良いところでご購入して頂き、ぜひ聴いてみて欲しい一枚。待ち遠しい方は、ご近所のCDショップの方が早い・・・、当たり前ですが。Amazonは2〜3日はかかる。郵便受けに入れといてくれるので、お忙しい方にとっては便利かも。

 (※)明日からこのアルバム、1曲ずつレビューしていきます。
曲目リスト>>